2019年11月30日・12月1日、2日間にわたり、日本加圧トレーニング学会学術集会が開催されました。
年に1回開催される学術集会では、加圧有資格者である医師、病院関係者、トレーナーたちが、
日々の加圧トレーニング施術の効果や研究結果を発表する、とても大切な場です。
たくさんの素晴らしい講演を聴講することができましたが、今回のブログでは、
- 加圧トレーニング発明者である佐藤義昭氏からの、最新情報プレゼンテーション。
- KAATSU GLOBAL社(アメリカ)の活動状況。
この2点に絞ってお伝えしたいと思います。
今回は、「1. 加圧トレーニング発明者である佐藤義昭氏からの、最新情報プレゼンテーション。」について。
最初にお伝えしておきたいのですが、現在、加圧トレーニングは加圧のすばらしい効果が評価され続け、
また、加圧関係者たちの頑張りによって、主にアメリカで爆発的に広まってきています。
アメリカは「軍」によって成り立つ国ですが、軍人や軍関係者、またその家族が利用できる「VA HOSPITAL」という病院があります。
VAとは「アメリカ退役軍人省」のことで、国防総省に次いで連邦政府で2番目の規模だそうです。
この「VA HOSPITAL」は、なんと利用は無料!
無料とはいえ、お金の出所は「国」からです。
「VA HOSPITAL」は、年間で30兆円ほど使われており、この状況が続けば国がつぶれてしまう!
なんとか手伝って欲しい!と佐藤氏のもとに相談を持ちかけられました。
この「30兆円」というのは、国の防衛費のうち 6割 も占めているそうですよ。
加圧トレーニングは筋トレのみならず、体内の血流、神経、ホルモン、脳、骨、筋肉など、
様々な部位を改善させる効果が認められてきており、またすでに実例もたくさんあります。
そこで、VA HOSPITALの患者に加圧デバイス(KAATSU CYCLE 2.0) を無償提供し、朝晩の2回、セルフ加圧を推奨。
無償で!?と思いましたが、それでも予算をかなり削減できるということです。
KAATSU CYCLE2.0 は、加圧トレーニングデバイスの新商品です。
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また米軍を傘下におくDOD(アメリカ国防総省)では、今年の10月から加圧デバイスを大量導入し、
テストが開始されました。
米軍では40KGの重装備で走り込みなどの過酷なトレーニングをしていますが、
そのトレーニングで腰や脚を痛めてしまうそうです。
そこで、加圧デバイスを使い、KAATSU ウォーキングに切替えたとのこと。
実際に「これはトレーニングの後、足が軽くなって非常に良い!」いう嬉しい声が飛び交っているそうです。
次に、Amazonでの展開のお話。
加圧トレーニングベルトは、Amazonでいわゆる「偽物」が陳列されており、
本物と偽物の違いがわかりにくいなど、消費者を困惑させているのが現状です。
偽物は効果が不明なばかりか、ケガや病気、重い場合は死に至らせる危険性のある商品もあります。
そんな中、本物の「加圧トレーニングデバイス」を、Amazonでも購入できるようになります。
しかも、商品を購入するだけでなく、販売できる加圧有資格者を選び、その資格者から購入レッスンを受けられるとのこと!
それだけではなく、Amazonで偽物を排除し、サイトに掲載されないようにしてくれるのです。
※来春開始予定。
GAFA(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル)はアメリカ政府から国民の「健康を促す」ように指示を受けたことで、
Amazon社から直々にKAATSU GLOBAL社にお願いをされた、ということですよ。
すごいですね!
最後に少しだけ、中国のお話。
2022年北京で開催される冬季オリンピックでは、「中国チームは加圧トレーニングを導入する」と、正式に決定しました。
ここでも中国の「やる気」が見られますね!
次回は、「KAATSU GLOBAL社(アメリカ)の活動状況。」についてをお伝えします。
偽物加圧の恐ろしさや、戦場で重傷を負った米軍たちの、加圧トレーニングによる回復のお話をします。